女・ソシャカス・会社員

地獄を煮詰めたブログだヨ~ン

オタク女・地獄の就活記

こんばんは、いぬペロペロです。

自己紹介以外の記事、なにを書いたら良いかさっぱりなのですが、とりあえずインパクトのあるかなしい出来事といえば就活かな~と思ったので、大学4年生から数年にわたり苦しめられてきたわたしの就活記を語ることにします。

激長です。

 

 

 

さて、わたしは意識最底辺のカスオタクなのですが、先日転職をし、現在は新しい職場でアレコレやっています。そのことについてたびたび質問されるので、自分なりにまとめてみようかなと思い立ちました。もしこれを読んでくださっている方がいらっしゃったら「こんな人間も就職できたならいける!」と自分を勇気づけるためにぜひ使ってくださいね。

 

とりあえず

【いぬペロスペック おさらい】

・20代 ・夢女 ・オタク

・課金推しのイベガシャ状況により大きく変動します

・Fラン4大卒文系

・スキル一切なし

・とりあえず事務職がしたかった

書き出してみて最悪だなと思いました。こんな感じです。まとめると、「とりあえず就職しなきゃという危機感はあるが楽したい」です。本当に最悪だな……

 

【なぜ事務職?】

体力に自信がない

座りたい

残業をしたくない

スキルがない

キャリアウーマン!仕事優先!みたいになりたくない(ゆるくやりたい)

とりあえず、「座りたい=体的に楽をしたい」です。接客のアルバイトを計6年ぐらいやってたんですが、これを仕事にするのは絶対に嫌だなと思っていたので避けました。 オタクなのでデザインや絵に関する職業にも興味があったのですが、絶対に仕事にしたい!というやる気がなかったため、早い段階から専門に行ったり学んだりなどをしてきませんでした。

事務職=必ず上記の条件通りで楽!というわけではありませんが、他の職よりはその確率が高いのではないかと思い選びました。

そういうわけで、スキルのないただのオタクが完成してしまいました。

 

 

【譲れない条件】

上記に加え、 土日休み(オタクのイベントは土日祝にやるので)

賞与あり(無いのは派遣と変わらなくない?)

保険完備

退職金制度あり

このへんはこだわってました。スキルのないオタクのくせに明らかに理想が高いですね。そもそも、「事務職」というのは多くの女性が望む職業なのですが、一方で需要が少なく、都内の場合0-1人採用の枠に100人が応募してくることもあります。 でもわたしは事務職を諦めず、とにかく体当たりで就活し続けました。

春夏は全く決まらず、社会不適合オタクなので面接も通らずに過ごしていましたが、秋頃になると途端に二次や最終に進めるようになりました。おそらく優秀な就活生は早い段階で内定を獲得し、残りの学生生活を悠々自適に過ごしていたのでしょう。ナメやがって……

 

そんなある日、ついに内定をもらいます。実家と同じ県にある業界のパイオニアと言われる企業、結構大きいです。業績は右肩上がり、事務職とくれば、家族も私も大喜びでした。10月のことでした。

そして来たる4月。地獄の幕開けです。 とりあえず初日から1週間程度は社内研修。たくさんの同期と共に授業を受けます。このときなんだか同期が多すぎるような気がしましたが、ここ以外にも支社とかあるしな!と流していました。馬鹿 はやくにげろ

それが終わると、「2泊3日の研修を行いますので、動きやすい格好で本社に集合してください」との通達が。幸い仲良くなったジャニオタとスタミュのオタクがいたので、なんとか乗り切れるだろうと踏んでいました。動きやすい服装ってなんだろう…会社の動きやすい服装…オフィスカジュアル?スカートは動きにくいしパンツとブラウスとかかな〜?でもそういう感じじゃなかった時のために一応ジャージとTシャツも持って行こう!不安7割楽しさ3割で準備をし、当日。 バス社内は楽しかったです。シャンデリアでキラキラな車内の一番後ろを陣取り自撮りしたり、スタミュのオタクが7話の再履修を提案してきてみんなで見たり…そして会場着。なんだここは…この一面の芝生は…………?!

研修合宿はホテルで行われました。整列するように言われたので適当に列を整え待っていると、引率の人事から渡されたのは謎の異臭を放つ袋。いやなんなんだよマジで…なに?!怖いよ!!! 開けてみると、薄汚れた迷彩服。「いまから部屋に案内するのでそこで着替えてロビーに集合してください」動きやすいってそういう…そういう感じの…? 迷彩服を着ると、早速昼食。質素。そして訓練の開始。訓練?!マジの自衛官が指導にあたってくださいます。望んでなかっんですけどね

1日目は集団行動についての座学、そして実技。馬鹿でかい声で社訓を叫ばされたりします。死にかけたところで1日目終了。 2日目はど早朝から始まります。朝4時に男の教官が突入してきて、「今から10分後に着替えてロビーに集合!!!!!!!(クソデカボイス)」うるせーー!!!知らねーー!!!昨日土ぼこりにまみれた迷彩服を再度着用、コンタクトを入れる間も無く集合時間に。何も見えん!よくわからんまま連行され、雨に濡れた芝生で土嚢を背負って匍匐前進。は? コンタクトがなくつまづきまくり、さらに運悪く血祭り中だった私は撃沈し、死んだら呪うという決意を固めました。終了したのは朝7時半ごろ。草の匂いと雨に濡れた冷えた迷彩服のまま外で朝食。なんで外なんだよ。その後訓練を終え、夕方ごろ会社に戻りました。

 

こんな会社がホワイトなはずもなく、事務と言われた仕事はほぼコールセンター、トイレ休憩はサボり、休憩時間はフルタイムで取るな、早朝出勤あり手当なしなど、様々な要因により退職しました。先輩も3年以上勤めている人はおらず、若い役職が目立ちます。あの大量採用は辞めることを見越してだったのだろうと思いました。 根性なしなので3ヶ月で辞めました。でも、こんなところで根性発揮したくないので辞めてよかったと思います。 その後、半年間就活しながらニートに。親にはとにかく正社員になれ!!!といわれていましたし、自分の安心のためにも正社員に絞って就活しましたが、3ヶ月即辞市場価値ゼロの女を雇う企業はありません。無理だろうなと思ってとりあえず派遣に切り替えることにしました。 派遣は「入力事務」を選びました。本当は普通の事務職の経験を積むつもりでしたが、なにせ実家は超ウルトラグレートデリシャス大車輪山嵐級の田舎のため、通える範囲(ドアtoドアで1時間半)と条件の派遣がこれしかなかったんです…派遣してる間はバリバリおかし食べてプスプス加湿器炊いてゆるゆる過ごしていました。オタクなのでタイピングが早くpcに向かうことも苦でなかったので、通勤以外嫌なことがありませんでした。

 

またちゃんと正社員としての就活をするときに、とりあえず社会人経験あります!と言えるように1年経ったら就活を再開しよう!と思い派遣を続けました。そしてもうすぐ1年というところで、派遣についてくれる派遣会社の担当社員さん(月1ぐらいで面談に来てくれます)に相談。

この方、とても良い方なのですが話がかみ合わないことが多く…「1年経ったので就活を再開したいと思います。就活と派遣を両立させるのは難しいでしょうか?」と相談したところ、「そういう方もいらっしゃいますよ!」とのことで、わたしも派遣をしながら就活をしていく方向で固まりました。そのはずだったんですが…

 

なんとわたしの契約が3月で終了との通達。担当さんが、わたしが3月で辞めるということをえらい人に伝えちゃったそうです。いや言って…なくない!?

いやほんといい人なんですよね…たびたびアレ?言ったこと覚えてない?って思うこともあったんですが、女子特有の馴れ合いなんかもしちゃってそこそこ仲良しになってしまったので…同じ担当さんの派遣さんも「あの人話聞いてないからだめだよ」って言ってました やっぱり!?

まあそういうことになってしまったので、3月以降は無職確定となりました。

わたしはエキセントリック・破天荒・オタクなので職場のPCからマイナビで3企業ぐらいに応募しました。その時ここに受かれば一番いいかな~と思っていたのが今の会社です。

 

実家から直線距離2kmぐらいの会社、とりあえず一次面接でプルプル震えながら挑みました。おめめクリクリ二重でかわいい~かんじの若手俳優がキレイに年取ったらこうなるだろうな!ってタイプの超カワイイ人事に目が釘付けでした。

二次面接は本社へ赴き私のことを確実によく思っていなさそうな社長と面談。

内定連絡はマイナビのメールで送られてきてたみたいなんですがまったく気づかずフォロワーと東京のラブホテルで推しの話をしてパンケーキを食べて大盛り上がりしていました。メールに気づかないわたしにSMSで「合格ですよ」と連絡が入りベッドから転落。超ファンシーなラブホテルでワーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!なりました

 

 

現在はそういうわけでド薄給ですが事務職をしています。事務!っていわれて想像するようなマジの事務職です。いかにも事務員ですというような制服を着て、良くも悪くも””古き良き””といったような会社で働いています。

ナチュラルに男尊女卑があるというか、準備系は全部女がやるみたいなタイプの会社ですが、まあ別にいいか…と思って地味~にやっています。これから残業がすっごく増える日もあるみたいなんですが、家までがいままでと違いすごく近いので通勤に2時間かけてたことを思えばいいかな~と思います。

最初に挙げた無理ある条件がほぼ揃うので、とりあえず現時点では転職成功!と思ってます!!

 

以上 特に参考にならない就活エピソードでした。もしかしたらもう1つ就活記事が続くかもしれないんですが、これからはもっとたのしい話ができるといいな~と思います。